7月6日、多治見市産業文化センターにて7月例会が開催されました。例会行事では神戸市長田区より田中 保三氏をお迎えし、阪神・淡路大震災の経験やその後の地域の結びつき、なぜそうなったかについて講演していただき、市民の方と共に地域の連帯を高めていく方法について学びました。

講演のはじめに神戸市にある「人と防災未来センター」で放映されている、震災状況のドキュメント映画を特別に放映していただきました。実際に体験したことのない震度7という地震でしたが、その映像だけでも恐怖感を感じましたし、対策の必要性を感じさせるものでした。私達が当時、そして今写真や映像などで見る震災の様子は、ほとんどが時間のたってしまったものばかりで、震災直後や延焼の状況などはあまり見たことがありません。正に体験した人の話、そしてそのときの映像と、今でこそ普通に話していらっしゃるのですが、それはもう苦痛以外の何者でもなかったであろうと想像できます。

講師の地元である長田区というところは、零細の工場や文化住宅、長屋などが立ち並ぶ密集地です。当時の映像もかなりショッキングで、2階建て3階建ての1階が押しつぶされている状況など、その現場にいたら何ができるのか、と思わされました。しかし、それ以上に怖く感じるのは、多治見には同じような密集地や耐震強度のない建物がたくさんあります。ちょっとした火災などでも同様のこと、あっという間の延焼、なんてことになるんだな、ということです。最近多治見では密集地での火災が多いだけに、火災発生時の近隣の連携、対応が求められるんだ、ということも感じます。

昭和20年には東海地方で東南海地震、南海地震と立て続けに起きたということを聞いたことがあります。この多治見という場所は、修道院が建っていることからもわかるとおり、岩盤の上に存在する地震に強いまちですが、だからっと言ってそれが何もしなくていい理由にはなりません。

是非皆さんには、会社で、自宅で、周辺の地域の中で自分の立場で何ができるのか考え、たとえそれが小さなことでも同じ考えの方と一緒に行動を起こすことで、地域で支えあう第一歩になると思いました。震災当時、救出された方の7割は近所の助け合いだったのですから・・・